「職場がオフィスカジュアルOKだけど、ジャケットの下にTシャツで浮かないか心配。」
「ジャケットのインナーには、どのようなTシャツを着ればよいかわからない。」
男性のビジネススタイルといえばスーツです。
スーツのジャケットの下には、Yシャツを着るのが一般的でしょう。
しかし、昨今では、オフィスカジュアルな私服やビジネスカジュアルOKという職場も増えています。
そこで人気なのが「ジャケット × Tシャツ」のスタイル。
ジャケTコーデでは、スーツのジャケット、またはテーラードジャケットの下に「Tシャツ(カットソー)」を合わせるのが基本です。
ただし、TPOによってはカジュアル過ぎてしまうため、注意が必要でしょう。
また、合わせるTシャツ選びにはコツがあり、何でもよいというわけではありません。
選び方を一歩間違えると、残念な装いになることも。
そこで当記事では、ジャケTコーデで失敗したくない方向けに「どんな時にジャケット × Tシャツはアリか」や「ジャケットに合わせやすいTシャツの選び方」を解説します。
さらに、ジャケットと相性抜群のおすすめ白Tシャツとコーディネート例もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ジャケットの下にTシャツを着るのはアリ?
そもそもジャケットの下にTシャツを着ること自体、問題ないのでしょうか。
答えとしては「TPO(時と場所と場合)による」です。
ここでは「ジャケット × Tシャツ」のコーディネートがおすすめのシーンとふさわしくないシーンを見ていきます。
プライベートをおしゃれにしてくれる
プライベートシーンでのジャケTコーデは、もちろんアリです。 ジャケTコーデは一般的に「キレイめ」に分類されるファッションスタイル。
洗練されたシンプルさとシックで落ち着いた印象。
さらには清潔感もあるため、老若男女問わずウケが良いコーディネートといえるでしょう。
かといって、ほどよい抜け感もあるため、地味にもなりません。
「堅苦しくなり過ぎず、かつラフ過ぎない。」
「プライベートでも、ほどよいしっかり感やスマートさがほしい。」
そんな大人世代にとくにピッタリのスタイルです。
プライベートで、ジャケTコーデがおすすめのシチュエーションを見てみましょう。
ひと言でいうと、フォーマルほどかしこまった場でないものの、身だしなみを少し整えたいシーンといえます。
- 子どもの授業参観
- ホテルのレストランなど少しランクの高いディナー
- 美術館
- ピアノやクラシックオーケストラなどの音楽コンサート
- バレエやオペラ・ミュージカルなどの観劇
- 同窓会や結婚式の二次会
- ちょっとしたパーティー・カジュアルな食事会
上記のようなシーンでジャケTコーデは非常にサマになり、かつ映えます。
また、ドレスコードで「スマートカジュアル」とあった場合にもジャケTコーデはおすすめです。
オフィスカジュアルにも最適
ビジネスシーンでもオフィスカジュアルOKであれば、基本的には問題ないでしょう。
スーツ+Yシャツの「100%ビジネススタイル」より堅苦しくないため、とくに威圧感を与えたくない、雰囲気をやわらげたいという大人世代におすすめです。
また、現代っぽい軽やかさは、さわやかな印象を与えます。
実のところオフィスカジュアルの定義は、明確ではありません。
しかし、一般的に以下のような装いとされています。
- シンプルである(派手さがない)
- 個性が全面に出ていない
- 清潔感がある
- さわやかな印象や雰囲気が感じられる
- ルーズな印象を与えない
- 基本的にジャストサイズ
- ほどよいラフさで相手に緊張感を与えない
これらの点を満たすのが、ジャケTコーデです。
実際、オフィスカジュアルの代表的な装いとしてジャケTコーデはよく紹介されます。
なお、似ている言葉に「ビジネスカジュアル(ビジカジ)」があります。
オフィスカジュアルとビジネスカジュアルの違いもまた、明確には決められていませんが、人によっては以下のように区別することがあるようです。
オフィスカジュアル |
オフィス(社内業務)で通用するカジュアルさを持つ「私服」のスタイル。 |
---|---|
ビジネスカジュアル |
ビジネス(社外業務・来客対応)で通用するカジュアルな「スーツ」のスタイル。 |
つまり、オフィスカジュアルは、オフィス内で働く際に支障のないカジュアルな私服。
一方、ビジネスカジュアルは、他社とのビジネスシーンで支障のないスーツのカジュアルな着こなし方となります。
ビジネスカジュアルでも、スーツの下にTシャツを着るコーディネートは昨今人気です。
とはいえ、やはり職場によっても、アリかナシか異なる可能性はあるでしょう。
実際、オフィスカジュアルでも、許容されるカジュアルの度合いには差があるようです。
たとえば、スニーカーはオフィスカジュアルに含まれるでしょうか。
これはカジュアルの許容レベルが高い職場であれば、OKとされているようです。
一方で、しっかり感やビジネス感を求める職場のオフィスカジュアルではNGとなります。
確実なのは、実際に働いている人や職場の雰囲気を見て判断することでしょう。
TPOによっては注意も必要
もちろん、TPO(時と場所と場合)についても考えなければなりません。
ジャケTコーデがダメな可能性の高い、TPOのNG例を見てみましょう。
- 信用や誠実さが重視される業種や職種
- 威厳や貫禄、品格が求められる業種や職種
- クライアントの価値観や雰囲気がカジュアルでない
- 上司(管理職)の価値観が実はオフィスカジュアルでない
- ドレスコードの指定があるフォーマルな場
いくつか補足をしていきます。
なお、最近ではスーツの下に着るTシャツとして、「ドレスTシャツ」。
冠婚葬祭で着るTシャツとして「セレモニーTシャツ」という言葉もあり、これまでであればフォーマルさが要求される場面でも、Tシャツを着用する機会が増えているようです。
業種と職種
まずは業種や職種です。
とくに以下のような職業が挙げられます。
- お金を取り扱うなど信用が重視される企業(金融系や保険企業)
- 法廷で争うなど「強さ」が求められる弁護士
- 役所の職員など公務員
- 幅広い年代や多様な価値観を持つ方を対応するサービス業
このような職業においてジャケTコーデは、カジュアル過ぎると軽率な印象を受ける可能性があります。
いずれも第一印象で、信頼感や安心感が求められる職業です。
かっちりとしたスーツを着る方が、仕事への影響を考えてもよいでしょう。
逆にジャケTコーデがOKなことが多い、業種や職種の例も見てみます。
- 外資系企業やIT企業
- クリエイティブ職やエンジニア職
- 最先端技術や革新的なサービスを提供するベンチャー企業
基本的には、服装が業務に影響を及ぼさない職種や海外のような実力主義の企業です。
また、ベンチャー企業では、型にはまらない印象やイノベーションを感じさせるといった一種のセルフブランディングとして、ジャケTコーデのようなカジュアルスタイルが好まる傾向にあると感じます。
クライアント
意外と見逃しがちなのが、クライアントの存在です。
クライアントがジャケTコーデを見てカジュアル過ぎると思うタイプであれば、第一印象はもちろん、果てはビジネスにも影響を及ぼしかねません。
たとえば「スーツならYシャツ」という世代の方がクライアントの場合は注意しましょう。
一方で、クライアントが若い世代であれば、相手を萎縮させないためにむしろジャケTのようなカジュアルな装いが推奨されることもあるようです。
とはいえ、重要なビジネスシーン。
迷うのであれば冒険はせず、無難なスーツとYシャツを選ぶことをおすすめします。
上司(管理職)
オフィスカジュアルOKの職場に入社。
しかし、いざ行くとそんな雰囲気が欠片もない。
よくよく聞くと上司がオフィスカジュアルを理解しておらず、ビジネスマンは黙ってスーツにYシャツという人だった。
このような話は少なくありません。
あえてジャケTコーデをして、周囲から白い目で見られる必要はないでしょう。
もし、どうしても着たいという方は、上司にTシャツは着用してもよいか相談する体で事前に断りを入れると角が立たず、おすすめです。
ドレスコードの有無(フォーマルな場)
やはりドレスコードを無視するのはよくありません。
結婚式やレセプションパーティーなどでは、ドレスコードに沿った装いをしましょう。
でなければ、カジュアル過ぎて浮いてしまったり、悪目立ちする可能性があります。
なお、レセプションパーティーとは、以下のような社外の人物との交流を行うパーティーです。
- 創立記念パーティー
- 新店舗のオープンパーティー
- 新商品や作品のお披露目や完成、個展の開催を祝う記念パーティー
さらにTPOに加えてもうひとつ注意したいのが、ジャケットとTシャツのバランスです。
スーツやテーラードジャケットに合うTシャツでなければ、ちぐはぐな印象となります。
ダサくなったり、悪目立ちしたりする原因となるため注意しましょう。
では、どのようなTシャツを選べばよいのでしょうか。
この次では、ジャケットに適したTシャツの選び方を見ていきます。
ジャケットに合うTシャツの選び方
ほどよいフォーマル感と大人の落ち着きが感じられるジャケTコーデ。
しかし、コーディネートに失敗して、残念な装いになる方もいるようです。
ジャケTコーデがダサくなる一番の要因は、Tシャツ選びに失敗しているから。
ここではジャケットに合うTシャツの選び方を見ていきましょう。
- 無地(ロゴなし)のシンプルなデザインを採用する
- 首元はクルーネックがおすすめ
- 緩すぎずキツすぎないジャストサイズ
- ジャケットやスーツの裾からはみ出さないものを選ぶ
- 生地が厚く品質が高いものを選ぶ
無地(ロゴなし)のシンプルなデザインを採用する
ロゴ付きや柄付きのTシャツは、カジュアル過ぎてTシャツが浮いてしまいます。
ビジネスシーンのジャケTコーデでは、無地のものを選びましょう。
また、プライベートでも、シンプルなデザインの方がまとまりが出やすいです。
ジャケットの雰囲気とTシャツのバランスに注意しましょう。
首元はクルーネックがおすすめ
Tシャツの首元のデザインは、オーソドックスな「クルーネック(丸首)」を選びます。
クルーネックは首元の肌の露出が少ない分、ビジネスシーンに適しているからです。
基本的に肌の露出面積が多ければ多いほど、カジュアルになると考えましょう。
また、肌の露出が抑えられると、男性の場合はしっかり感やフォーマル感が出ます。
キレイめコーデとの相性も良くなるため、ぜひ意識してみてください。
緩すぎずキツすぎないジャストサイズ
スーツやテーラードジャケットに合わせるTシャツは、ジャストサイズをおすすめします。
あまりにも緩いと、ルーズな印象となるからです。
また、スーツはもちろん、すっきりとしたシルエットのジャケットともマッチしません。
スマートな着こなしのためにも、Tシャツはサイズ感に気を付けましょう。
なお、サイズがキツすぎると乳首が浮き出るなど別の問題が出てくるためご注意ください。
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ジャケットやスーツの裾からはみ出さないものを選ぶ
Tシャツの丈は、ジャケットよりも短くなるようにしましょう。
つまり、スーツやテーラードジャケットの裾から、はみ出さない丈感と考えてください。
こちらもまた、裾からTシャツが出ているとルーズな印象となるからです。
さらに、胴長にも見えてしまいます。
生地が厚く品質が高いものを選ぶ
Tシャツには肌着向けとして生地が薄く、地肌が透けてしまうものもあります。
そこで、ジャケットのインナーとして使うTシャツは「ヘビーウェイトTシャツ」や「ヘビーオンスTシャツ」と呼ばれる、生地が厚めのものを選びましょう。
また、日常的に着るのであれば、長く着られる品質の良いTシャツを選ぶべきです。
質の低いTシャツのなかには、数回の洗濯でヨレたり、シワになったりするものも少なくありません。
さらに、スーツやテーラードジャケットの作りは、基本的にしっかりとしています。
Tシャツもそれに釣り合った品質でなければ、浮いてしまうため注意しましょう。
とくに上下揃いのスーツは、Yシャツ前提のデザインや光沢感、艶があるものが多いです。
その場合は、カジュアルなTシャツとの素材差が大きく、ちぐはぐな印象を受けることも。
Tシャツと合わせた際に、全体的に装いのバランスは悪くないか。
コーディネートを俯瞰して見ると失敗しづらくなります。
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ジャケットのインナーにおすすめのCov白Tシャツを紹介
ジャケットに合うTシャツの色はジャケットにもよりますが、おすすめは「白」です。
スーツをはじめ、ジャケットの色は黒やネイビー、グレーといった暗めの色味が多く、白であればどのカラーとも相性が良いからです。
ジャケTコーデ初心者は、使いまわしのきく「白」を選びましょう。
そこでおすすめしたい白Tが、ヘビーウェイトTシャツ専門ブランド「Cov(コブ)」です。
様々なブランドの白Tを渡り歩いて30年。
そんな白Tマニアのオーナーによる、白Tマニアのための「大人の男のTシャツ」。
それが「Cov」です。
スーツにも合わせられる、洗練されたシンプルさ。
大人世代が一枚で着てもサマになる、スマートとカジュアルの両立。
まさに、大人の男のTシャツといえます。
もちろん、日常的に使うものとして耐久性にもこだわりました。
何千何百という生地から、オーナーが試行錯誤の末に選んだ最適解。
それが、優れた耐久性と軽量性を持つナイロンと高いストレッチ性を持つポリウレタンの混紡素材です。
その結果、洗濯してもシワやヨレになりづらい。
アイロン掛けも不要。
そんなタフで丈夫なTシャツが爆誕しました。
ワンシーズン3枚ほどでも、十分に着回しが可能です。
「本当に良いものを長く愛用したい。」
そんな大人の男心を満たす、究極の白Tに仕上がっています。
なお、CovのTシャツは、すべてジャケットに合わせやすいクルーネックです。
それでは早速、ジャケットに合うCovのTシャツたちをご紹介しましょう。
スタンダードボックスTシャツ
オフィスカジュアルやビジネスカジュアルな装いに合わせやすい、白無地Tシャツです。
ビジネスシーンのスーツとも、プライベートシーンのテーラードジャケットとも相性が良く「どのTシャツを買えばよいかわからない」というジャケT初心者にとくにおすすめ。
スラックスなど細身のパンツと合わせて、キレイめなスタイルにまとめるのが◎
Tシャツの裾は、パンツインでもアウトでも綺麗なラインとなります。
Tシャツの詳細は、以下のボタンよりご覧ください。
スタンダードラウンドTシャツ
スタンダードボックスTシャツの裾が、ラウンド状に丸くカットされたタイプ。
同じく、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルにおすすめの白無地Tシャツです。
裾のデザインから、スタンダードボックスTシャツよりも、ややカジュアルな印象となります。
そのため、短パンやデニムなどのラフコーデとも相性◎
一枚で着ても決まるため、CovTでもとくに使いまわしのきくデザインといえるでしょう。
カジュアルさがもっと欲しい方やプライベートではラフなスタイルにジャケットとTシャツを合わせたい方に、スタンダードラウンドTシャツはおすすめです。
Tシャツの詳細は、以下のボタンよりご覧ください。
オーバーサイズボックスTシャツ
オーバーサイズのジャケットにおすすめのTシャツがこちら。
スタンダードボックスTシャツのオーバーサイズver.です。
CovのオーバーサイズTシャツは、一般的なオーバーサイズTシャツよりも裾が短めで、すっきりとした印象となっています。
理由は、大人世代の方がスマートに着られるTシャツにしたかったから。
その結果、ほどよいカジュアルさで、ラフになり過ぎない。
そんなオーバーサイズTシャツが完成しました。
オーバーサイズのTシャツでも、しっかり感がほしいという方におすすめです。
Tシャツの詳細は、以下のボタンよりご覧ください。
オーバーサイズラウンドTシャツ
オーバーサイズボックスTシャツの裾がラウンド状になっているデザインです。
プライベートシーンでのオーバーサイズジャケットとの相性が抜群。
セットアップと合わせると統一感があり、スマートな印象にもなります。
ボトムスには、ゆるパンやデニム、短パンなどカジュアルなものがおすすめです。
オーバーサイズかつラウンド状のデザインは、体型カバーの効果も期待できます。
Tシャツの詳細は、以下のボタンよりご覧ください。
ジャケットとCovの白Tシャツを組み合わせた着こなし
Covおすすめのジャケット+白Tコーデの例をご紹介します。
初めてのジャケTコーデの際は、ぜひ参考にされてください。
白Tシャツ × 黒ビジネスジャケット
写真はイメージです。
「黒のビジネスジャケット × 白Tシャツ」の王道な着こなし。
シックな黒のジャケットによって、スマートさもしっかりと残してくれるスタイルです。
オフィスカジュアルはもちろん、靴にローファーを合わせれば、ビジネスカジュアルな装いとしても通用します。
ブラックのトーンに合わせて、比較的パキっとしたはっきりめの白がおすすめ。
生成りがかった白では、くすんだ印象や地味な印象を与えてしまいます。
白Tシャツ × ネイビースーツ
写真はイメージです。
「ネイビーのスーツ × 白Tシャツ」のビジネスカジュアルな組み合わせです。
黒のジャケットより明るいネイビーのスーツに白が映え、軽やかな印象となります。
その他のアイテムをカジュアルにするとオフィスカジュアルとしても通用します。
たとえば、足元はスニーカーにするなどです。
また、異なる色や素材のテーラードジャケットとパンツを合わせる、いわゆる「ジャケパン」コーデにもおすすめ。
白Tシャツ × オーバージャケット
「オーバーサイズのジャケット × 白Tシャツ」の組み合わせです。
ボトムスも同じ色や素材のセットアップを選び、統一感を出しています。
オーバーサイズのジャケットとTシャツといういずれもカジュアルなアイテムですが、セットアップによってまとまり感が出るため、大人世代が着てもルーズな印象を受けません。
プライベートシーンで、ラフな装いを少しキレイめに見せたいというときにおすすめ。
Covの白Tは、オールシーンでコーディネートを助けてくれる万能アイテムです。
困ったときは、CovのTシャツを装いに加えてみてください。
飾り過ぎない究極のシンプルだからこそ、柔軟に馴染んでくれるでしょう。