黒Tシャツを着た瞬間、「あれ、また白いほこりが…」と気分が下がった経験はありませんか?せっかくお気に入りの黒を選んでも、白い糸くずや細かいほこりが目立つと台無しですよね。
実はその原因は、洗濯方法や静電気、生地の素材など、日常のちょっとしたことに隠れています。
この記事では、黒Tシャツに白いほこりがつく原因と、今日からできる取り方・防ぎ方をわかりやすく解説します。
「黒Tシャツのほこりをスッキリ取りたい。」
「もう黒Tシャツのほこりに悩まされたくない。」
このような方はぜひ最後までご覧ください。
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- ▼Cov黒Tシャツの「毎日のお手入れ」がラクになる 5つの機能
- ①密度が高く表面がなめらかな生地だから「ほこりがつきにくい」
- ②高級感のある黒の艶が光を反射し「ほこりを目立たせない」
- ③アイロン不要!洗濯後・着用中のシワ・ヨレ防止で「夕方まで好印象」
- ④長く愛用しても毛羽立ちが少ない「Cov独自のタフな混紡生地を使用」
- ⑤『染色堅牢級試験』で上位評価 4〜5級を獲得「色あせや日焼けなどの変色に強い」
気兼ねなく着られる&洗濯できる黒Tシャツなので、お手入れのストレスが最小限となっています。
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黒い服はなぜほこりがつきやすい?

そもそもなぜ黒い服は、ほこりがつきやすいのでしょうか?
実は「黒い服だから」ほこりがつきやすいわけではありません。
洋服の黒と、ほこりの白のコントラストが大きく、ただ白いほこりが他の色の服よりも目立ってしまっているだけです。
つまり正確には、黒い服だからほこりがつきやすいのではなく、黒い服だからほこりが目につきやすいといえるでしょう。
黒い服でない他の色の服も、実はただ見えないだけで、白いほこりが付着しているのです。
黒Tシャツに ほこりがつく主な原因

黒Tシャツに「白いほこり」のようなものがつく原因は大きく7つあります。
それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
【原因①】洗濯中に他の服の繊維や糸くずが付着している
洗濯中、洋服からは目に見えない細かい繊維や糸くずが、少なからず抜け落ちています。
洗濯後に見られる白いほこりの多くは、その繊維が黒Tシャツに付着したものです。
ただ、本来はそういった細かい繊維や糸くずを集めてくれる「ゴミ取りフィルター(糸くずフィルター)」というものが洗濯機には備わっています。
そのゴミ取りフィルターにゴミがたまっていたり、壊れていたりと何らかの問題が発生している場合も、ほこりが過剰に付着する原因といえるでしょう。
また、間違った洗濯方法によっても繊維や糸くずの付着を招きます。
詳しくは後述する『黒Tシャツのほこり対策(洗濯編)』をご覧ください。
【原因②】洗剤や柔軟剤が十分に溶けきっていない(溶け残りがある)
こちらは、白いほこりというよりも「粉っぽいシミ汚れ」や「洋服のシワに沿った白い線状の汚れ」といったほうが正しいかもしれません。
石けん洗剤や粉末洗剤に多く、そのほとんどは洗剤が十分に水に溶けきっていない「溶け残り」です。
そこでまずは、洗剤が十分に溶けきっているか確認してみましょう。
また、洗濯物の量が多く、すすぎ不足になっている場合も、洗剤の溶け残りを引き起こします。
【原因③】静電気によって吸着している
日常的なシーンで、ほこりがつく代表的な原因が「静電気」です。
静電気は、室内の小さなほこりや他の服の繊維、ペットの抜け毛を吸い寄せます。
外出した際は、外のほこりが付着している可能性もあるでしょう。
強力な静電気が発生している場合は、重ね着で接触している服の繊維が大量についてしまうことも多いです。
【原因④】表面に毛羽や起毛のある生地が使われている
洋服の生地も、ほこりが付着する要因となります。
そのひとつが「表面に毛羽や起毛がある生地」です。
たとえば、綿100%(コットン100%)のTシャツは、天然繊維のため表面に微細な毛羽(繊維の立ち上がり)が見られます。
そして、このわずかな毛羽に、ほこりが絡んでしまいやすいのです。
▼綿100%生地の毛羽立ち
安価な綿生地だと、さらに毛羽立ちが発生しやすいといえるでしょう。
短い繊維を何本も束ねた糸を使うことが多いからです。
洋服は何度も着たり洗濯したりしているうちに、どうしても摩擦によって繊維が擦り切れてしまうため、短い繊維で作られた糸では少しの摩擦でも、ぱらぱらと繊維が出てきてしまい毛羽立ちへとつながってしまいます。
ほかにも、安価な綿で作られた生地はコストを抑えるために、
- 糸をねじる加減が甘い(=ほつれやすい)
- 編みの密度が粗い(=編み目にほこりが引っかかりやすい)
といったケースも多く、そういった点でも、ほこりがつきやすい生地といえるでしょう。
【原因⑤】マットな質感の生地が使われている
艶のない、マットな質感の生地は光を吸収し、白いほこりとのコントラストをさらに際立たせます。
つまり、白いほこりが目立ちやすいのです。
▼ マットな生地表面で白いほこりや毛が目立っている様子(黒色の例)
逆に、ほこりを目立たせないのが、光沢感や艶のある生地です。
表面の光沢が光を反射するため、ほこりを紛れさせ、目立たなくしてくれます。
▼ ほこりが目立たない光沢感や艶のある生地(黒色の例)
マットな質感の生地とは、たとえば以下のような繊維が使われたものです。
- 綿
- 麻(リネン)
- マット加工がされた化学繊維(マットポリエステルなど)
【原因⑥】ペットを飼っている
ペットを飼っている方であれば、ペットの抜け毛が付着している可能性が高いです。
特に換毛期のあるペットは、その時期に入るとさらに抜け毛が増えます。
きれいにしているつもりでも、いつの間にか黒Tシャツのあちこちに毛が……なんてことも。
なお、昨今では室内飼いのペットが増え、異常気象も多いことから動物たちも季節の変化を感じ取りづらく、換毛期がズレたり、長引いたりするケースも少なくないようです。
【原因⑦】黒Tシャツが寿命を迎えている
長く着ている黒Tシャツであれば、生地繊維の劣化による毛羽立ちや色あせが、白いほこりに見えることもあります。
毛羽立ちとは、生地の繊維が擦り切れ、表面がうっすら毛羽立っている状態。
細かい繊維の毛羽が光を反射することで、白いほこりのように見えるのです。
▼ 生地繊維の劣化によって薄く毛羽立ちが見られる黒Tシャツ
そして、何度も着用し、洗濯と乾燥を繰り返した黒Tシャツからは、段々と生地を染めている黒い染料が落ち、薄く白っぽくなっていきます。
これが色落ちです。
色落ちした生地は、表面の繊維がむき出しの状態。
そこに光が反射することで、白っぽく、ほこりのように見えることもあります。
黒Tシャツについた「ほこりの取り方」

黒Tシャツの失敗コーデに多い「着古している感」や「部屋着感」。
そんなコーディネートがパッとしない要因のひとつが、実はこの白いほこりです。
せっかくのコーディネートでも、ほこりが付着していれば、みすぼらしい印象を与えてしまいます。
清潔感も損なわれるため、オフィスカジュアルとして黒Tシャツを着たい方は、特に注意すべきでしょう。
そこでまずは、黒Tシャツについてしまった「ほこりの取り方」を4つご紹介します。
【取り方①】粘着ローラー(コロコロ)で取る
定番の方法が「粘着ローラー(コロコロ、粘着クリーナー)」です。
手軽で、最もすばやく白いほこりが取れる方法といえるでしょう。
取ったほこりも、粘着シートを剥がすだけで楽ちん。
なお、衣類用でない粘着シートは粘着力が強く、黒Tシャツの繊維を傷めてしまうため、長持ちさせたい場合は使わないのが賢明です。
基本的には「衣類用の粘着ローラー」をおすすめします。
【取り方②】エチケットブラシ(毛取りブラシ)で取り除く
「エチケットブラシ(毛取りブラシ)」もまた、ほこり取りの定番です。
粘着シートを交換する必要がないためエコで経済的。
持ち運びできるコンパクトなタイプもあります。
静電気を利用して、ほこりや糸くず、毛を吸い寄せて絡めとる仕組みなので、粘着ローラーよりも生地を傷めず、やさしくほこりを取ることができます。
ただし、その分、ほこりを取る強さは、粘着ローラーよりも劣るといえるでしょう。
【取り方③】洋服ブラシで優しく払う
「洋服ブラシ」とは、主に豚毛や馬毛など動物の天然毛で作られたブラシのことです。
ウール製品のようなデリケートな生地素材にも使えるほどやさしく、ほこりを落とすだけでなく、静電気を抑える効果や艶を出すといった効果も期待できます。
これは豚毛や馬毛に天然の油分(たんぱく質由来のもの)が含まれているからです。
まさに、最も服の生地を傷めない、ほこりの取り方といえるでしょう。
【取り方④】ガムテープなど粘着テープでの応急処置
粘着ローラーと同じくガムテープのような粘着力のあるテープでも、ほこりは取れます。
ただし、先ほどもお伝えしたとおり、粘着力が強いと生地の繊維を傷めるため、あくまで「応急処置的ほこりの取り方」であることを覚えておきましょう。
着テープを使う際は、ほこりを取る前に他の部分に何度かテープを貼り、粘着力を落としてから使うとよいです。
そうすることで、黒Tシャツへのダメージを軽減することができます。
(補足)外出先でほこりを取る方法
「外出した先で黒Tシャツの白いほこりに気づいた!」
このような場合の応急処置の方法をご紹介します。
それが、スーパー等のお惣菜コーナーで手に入る「輪ゴム」を使った方法です。
やり方は簡単。
まずは、輪ゴムをほこりの付いた部分に置きます。
そして手のひらでコロコロ転がします。
これだけです。
転がすたびに、ほこりが輪ゴムに絡まるため、簡単にきれいにすることができます。
黒Tシャツのほこり対策(洗濯編)

とはいえ毎日、粘着ローラーやエチケットブラシ等で、ほこりを取るのは大変です。
そこで、事前にできる黒Tシャツの白いほこり対策をご紹介します。
まずは【洗濯編】。
【対策①】着用後に軽くほこりを落とす
洗濯の前に、ほこりを軽く落としておくことで、洗濯中の付着を抑えることができます。
粘着ローラーやエチケットブラシといったアイテムを活用するのもよいですが、軽く服を振ったり、手で払ったりするだけでもOKです。
【対策②】一緒に洗う服の色や素材に注意する
できる限り、黒Tシャツを洗濯する際は、同じ黒い服だけで洗いましょう。
つまり、服の色ごとに分けて洗濯することをおすすめします。
白や明るい色の服と一緒に洗うと、どうしても付着してしまうほこりが目立つからです。
また、洗濯時に繊維の抜け(毛羽落ち)が多い「起毛している服(ふわふわとしたタオルやフリースなど)」とも別に洗うようにしてください。
よくあるケースが、白いタオルやバスタオルと一緒に洗ってしまうというもの。
特に、おろしたての新品のタオルは、繊維が落ちやすく悲惨な状況になりやすいです。
【対策③】服を裏返しにして「洗濯ネット」に入れて洗う
「色ごとに服を分けて洗うのはちょっと……。」
ということであれば、色ごとに洗濯ネットに入れて洗う方法をおすすめします。
なお、洗濯ネットは「ネットの目の細かさ」に違いがあります。
▼ 目の粗い洗濯ネット
▼ 目の細かい洗濯ネット
おすすめは「細かい目の洗濯ネット」です。
目が細かければ、それだけ他の服から落ちた繊維が付着しづらくなるからです。
もし手元に目の粗い洗濯ネットしかなければ、二重にして使いましょう。
洗濯ネットを使うときのポイントは、洗濯物を詰め過ぎないこと。
そして、黒Tシャツは「裏返して」洗うことです。
【対策④】洗剤の量を正しく入れる
洗剤は、水の量(洗濯物の量)に対し適量を守りましょう。
多すぎても、少なすぎてもいけません。
白いほこりの付着(洗剤の溶け残り)につながります。
洗剤を入れるほど、洗濯物がきれいになるわけではないため注意しましょう。
【対策⑤】柔軟剤を使う
ほこりがつく原因でもある「静電気」。
その発生を抑えてくれる柔軟剤の使用も効果的です。
ただし、洗剤と同様の理由で、柔軟剤も正しい量を使うようにしましょう。
【対策⑥】洗濯物を詰めすぎないようにする
常にめいっぱい洗濯機に服を詰め込んでいる、という方は洗濯量を減らしてみてください。目安は「洗濯槽の7〜8割程度」です。
洗濯物を詰め込み過ぎると、洋服がしっかりと撹拌されません。
これが、洗い残しやすすぎ不足を引き起こし、洗剤の溶け残りによる白いほこり(汚れ)の付着につながります。
【対策⑦】洗剤を事前に溶かす・水温を調節する
洗剤の溶け残りの多くは、石けん洗剤や粉洗剤の溶け残りだという話を最初にしました。
そこで、石けん洗剤や粉洗剤を使っている方は、事前に洗剤をぬるま湯で溶かしてから洗濯機に投入してみることをおすすめします。
また、冬場であれば、液体洗剤でも水の温度によっては溶け残りが起こることもあります。
その場合は、洗濯に使う水の温度を少し上げてみましょう。
洗濯の水温を上げる際は、洋服の洗濯表示タグのマーク(取扱表示記号)をよくご確認ください。
温度によっては、生地を傷めてしまう可能性があります。
▼ 洗濯表示マーク「洗濯処理」の取扱記号
画像:政府広報オンライン「新しい洗濯表示記号(令和6年(2024年)8月20日改正)」
桶のようなマークのなかに記載されている数字が、水(お湯)の温度上限です。
たとえば「95」と書かれた桶のマークが洗濯タグに記載されている服は、95℃を超えたお湯で洗濯をしてはいけません。
そして、洗濯機にも水温の上限があります。
以下は「日立(HITACHI)」の洗濯機の例です。
お湯を使用する場合は、50℃以下の温水を使用してください。
引用:日立(よくあるご質問)「衣類に洗剤や柔軟剤が残ってしまいます。」
【対策⑧】水量を多めに&すすぎを強くする
節水のために、洗濯機の水量を少なくしている方もいるかもしれません。
ただ、洗濯時の水量が少なすぎると、ほこりを洗い流す力も弱まってしまいます。
そこで、ほこりの付着を感じたら、水量を1段階増やしてみましょう。
さらに、すすぎの強さ(すすぎ回数)にも注意が必要です。
すすぎが弱いと、汚れや洗剤はもちろん、ほこりもしっかり取ることができません。
すすぎの設定を1段階上げるか、2回以上すすぎを行うと、ほこりをよりきれいに取ることができます。
【対策⑨】ランドリーボール(糸くずキャッチャー)を使う

洗濯機のなかに入れることで、ほこりや糸くず、ゴミを絡めとってくれるアイテムが「ランドリーボール(糸くずキャッチャー)」です。
使い方は簡単で、ただ洗濯機に入れるだけ。
手軽に黒Tシャツの白ほこり対策が叶います。
最近では100円ショップでも購入できるため、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【対策⑩】洗濯機を定期的に掃除する
洗濯機のお手入れも、黒Tシャツのほこり対策に有効です。
特に以下の箇所は、ほこりの付着に直結するため、こまめな掃除を心がけましょう。
お手入れ箇所 |
掃除方法の例 |
頻度 |
|---|---|---|
洗濯槽 |
・お手入れコース(槽洗浄)をする。 |
ー |
ゴミ取りフィルター |
ほこりを取り除き水洗いする。 |
洗濯後(毎回) |
ドアパッキン |
湿らせた布で汚れを拭き取る。 |
洗濯後(毎回) |
※上記はあくまで一例です。お手入れの方法や頻度は、お使いの洗濯機の説明書に従って行ってください。
【対策⑪】陰干しする
洋服の劣化を招く、代表的な要素のひとつが「直射日光(紫外線)」です。
そこで大切な黒Tシャツは、日頃から「陰干し」することをおすすめします。
白いほこりに見える色あせや毛羽立ちの発生も、直射日光を避けて干すことで抑えることができます。
黒Tシャツのほこり対策(日常編)

ここでは日常的なシーンでできる、その他のほこりの対策方法を見ていきます。
【対策①】静電気を発生させる服の組み合わせを避ける
静電気は、プラスに帯電しやすい素材の服と、マイナスに帯電しやすい素材の服の組み合わせによって発生します。
そのため、洋服の生地素材(繊維)に注目すること。
そして、静電気が発生しやすい服の組み合わせを避けること。
これがひとつ目のポイントとなります。
では、どの繊維が、プラスとマイナスのどちらに帯電しやすいのでしょうか?
帯電のしやすさは、以下の「帯電列」を見るのがわかりやすいです。
▼ 繊維における「帯電列」
画像:東京都クリーニング生活衛生同業組合
帯電のしやすさ |
生地素材 |
|---|---|
マイナスに帯電しやすい |
・アクリル |
帯電しづらい |
・麻(リネン) |
プラスに帯電しやすい |
・ナイロン |
「プラスの電気」と「マイナスの電気」には、お互いを引き寄せ合う性質があります。
静電気によって、ほこりが服についてしまうのもこの性質によるものです。
そして、帯電列で離れている「逆の素材同士」ほど、その引き寄せる力は強くなります。
つまり、非常に静電気を発生させやすい(強力な静電気を発生させる)組み合わせといえるでしょう。
たとえば、帯電列では真逆に位置する「アクリル素材のニット」と「ナイロン素材のジャケット」の重ね着は、静電気を非常に発生させやすいため、ほこりやお互いの繊維の付着を考えると避けるべきです。
その点で帯電列の近い素材同士は、静電気を心配する必要がありません。
例として、静電気を起こしやすいイメージのある繊維「ポリエステル」の場合、重ね着する際は以下のような服がおすすめといえます。
- 同じ「ポリエステル」の服
- マイナスの電気を帯びやすい「アクリル」や「アセテート」の服
話をまとめると、黒Tシャツで静電気を抑えるためには「黒Tシャツと同じ性質(マイナス同士やプラス同士)の電気を帯電しやすい、帯電列の位置が近い素材の服を組み合わせる」ことを意識しましょう。
【補足】静電気には「綿100%」が良いって本当?
「綿100%」なら静電気は起こりづらい。
そう思っている方は多いのではないでしょうか。
しかし実際は、綿100%でも普通に静電気は起こります。
綿は帯電しづらい繊維ですが、以下の条件によっては静電気が発生するからです。
- 乾燥している時期
- 他のプラス・マイナスに帯電しやすい服との摩擦(接触)
- 少量の化学繊維・化学物質の含有
たとえば、綿100%の黒Tシャツと帯電列で離れているポリエステル100%のインナーを重ね着すると普通に静電気は発生します。
また、綿100%といっても、少量の化学繊維が使われているケースは少なくありません。
というのも、服の特定の箇所(装飾部分や縁取りなど)で、さらに全体の5%以下の使用であれば、混用率(綿100%といった記載)に含めなくてもよいと定められているからです。
さらに、シワ防止や縮み防止のための加工に化学物質が使われ、それが静電気の原因になっていることもあります。
静電気は、基本的に物質同士の摩擦(接触)によって起こります。
つまりは、綿などの特定の生地繊維であれば静電気は起きない、というものではないことをよく覚えておきましょう。
【対策②】静電気防止スプレーを使う
静電気の対策には「静電気防止スプレー」も手軽で効果的です。
ただし、使う際は、しっかり事前にほこりを取ること。
ほこりがついた状態でスプレーしてしまうとコーティングによって、後でほこりを取り除くのが難しくなるからです。
また、ほこりがあることで、スプレーのかけ過ぎでシミになってしまった事例もあります。
静電気防止スプレーによっては使えない服の素材もあるため、後悔しないためにも使い方の説明はよく読むようにしましょう。
【対策③】クローゼット内の服にカバーをかける
ほこりは気づかぬうちに、クローゼットのなかにも入り込み付着します。
クローゼットに収納している服にも、ほこりがつかないよう洋服カバーをかけることをおすすめします。
【対策④】ペットの抜け毛は「掃除以外」の対策にも注目
ペットの抜け毛を掃除だけでどうにかしようとするのは、やはり難しいものです。 以下のようなペットに対する抜け毛対策も、ぜひ検討してみてください。
- ▼ ペットの抜け毛の対策例(犬の場合)
- ペットの毛質に合ったブラシを使う
- ペットに洋服を着せる
- シャンプーの回数を増やす(温かいお湯で毛穴が開くので効果的)
- 動物病院やトリミングサロンで「マイクロバブル」や「炭酸泉」のシャンプーメニューを受ける
- ペット立入禁止の部屋を作る(抜け毛のない場所での着替えを徹底する)
ほこりがつきにくい黒Tシャツの特徴

「次に購入する黒Tシャツは、ほこりがつきにくいものがいい。」
「ほこりがつきやすい黒Tシャツと、そうでない黒Tシャツの違いって?」
そう考える方は多いのではないでしょうか。
ほこりが付着する原因でも軽く触れた、ほこりのつきやすい黒Tシャツと、つきにくい黒Tシャツの特徴をあらためて整理してみます。
ほこりがつきやすい黒Tシャツ |
ほこりがつきにくい黒Tシャツ |
|---|---|
①凹凸感のある生地・編み目が粗い生地 |
①なめらかな表面の生地 |
②細かい毛羽や起毛がある生地 |
②毛羽立ちが少ない生地 |
【特徴①】なめらかな表面の生地(高密度な編み方で目が細かい)
服の生地の表面がなめらかだと、ほこりの引っかかりが少なくなります。
そこで黒Tシャツを選ぶ際は、少しでも生地に凹凸感がないものを選びましょう。
なめらかな質感は主に「①生地繊維」と「②編み方」が関係しています。
①なめらかな質感の「生地繊維」
なめらかな質感を生み出す繊維として有名なのが「ナイロン」と「絹(シルク)」です。
ナイロンは合成繊維の一種で、繊維自体の表面も非常になめらか。
だからこそ生地素材として選んだ時も、なめらかな質感を生み出してくれます。
ちなみに、繊維が頑丈なため、耐久性の高さも特徴です。
劣化による白いほこり(毛羽立ち)の発生も、ナイロンの黒Tシャツであれば、少ないといえるでしょう。
高密度に編まれたナイロン生地であれば、ほこりはもちろん、汚れも弾きやすくなるため、ナイロン繊維はスポーツやアウトドア用品などにもよく使われます。
絹(シルク)はご存知、蚕の繭から作られる天然繊維です。
ナイロンと同じく、繊維の構造が均一でフラット。
絹で作られた服もなめらかな質感が特徴となっており、そのやさしい肌ざわりから敏感肌の方向けのアイテムによく採用されています。
②なめらかな質感の「編み方」
高密度に編まれた生地も、なめらかな質感を生み、ほこりの引っかかりを抑えることができます。
密度の高い編み方の例を見てみましょう。
- ▼ 黒Tシャツで一般的な「高密度な編み方」
- ハイゲージ天竺編み
- スムース編み
- インターロック編み
- ポンチ編み
一方で、生地の編み目が粗いもの(ゆるく編まれたもの)は、やわらかで肌なじみは良いものの、ほこりが引っかかりやすいです。
黒Tシャツを選ぶ際はぜひ、この編み目にもぜひ注目してみてください。
【特徴②】毛羽立ちがない生地(繊維が立っていない生地)
ほこりが絡んでしまう「毛羽立ち」が少ない生地というのも特徴のひとつです。
おすすめの毛羽立ちが少ない生地を見てみましょう。
- ナイロン繊維(できれば「高密度な編み方」がおすすめ)
- 絹・シルク混(できれば「高密度な編み方」がおすすめ)
- 高級コットン+高密度な編み方
加工がしやすい化学繊維は、全体的に毛羽立ちが少ない繊維といわれています。
一方で、毛羽立ちしやすいのが綿や羊毛のような天然繊維。
ただし、綿は綿でも、いわゆる「高級コットン(高級綿)」は例外です。
限られた場所でしか生産されていない上質な高級コットンは、繊維が長い「超長綿」のためなめらかで毛羽立ちが少ない生地を作ることができます。
ほこりがつきにくい Cov(コブ)の「スタンダード ボックス黒Tシャツ」
数々のブランドの白Tシャツを渡り歩いて30年以上。
そんな白Tマニアのオーナーが、
「自分が毎日着たくなる、最高の白Tシャツを作りたい。」
という想いから作られたのが白T専門ブランド「Cov(コブ)」です。
そんなCovのオーナーのもうひとつの夢と、Covの白Tシャツを愛用いただいている方々からの熱い要望で誕生したのが、白T専門ブランドが作る黒Tシャツ「スタンダードボックス黒Tシャツ」です。

製品名 |
スタンダードボックス黒Tシャツ |
|---|---|
価格 |
12,800円(税込) |
特徴 |
・やや厚手 |
素材 |
ナイロン 90% |
生産国 |
日本 |
※サイズ展開:ユニセックス(男女兼用)
Covのスタンダードボックス黒Tシャツもまた、Tシャツに熱いこだわりを持つオーナーの理想が妥協なく詰め込まれた「至高の一着」です。
特に「毎日でも着たくなる」というコンセプトのとおり、お手入れの手軽さについては非常にこだわりが感じられます。
ほこりが付着しにくい、というのもそのひとつ。
ここではそんなCovの黒Tシャツの魅力を3つに絞ってご紹介します。
- ①ほこりがつきづらい&目立ちにくい
- ②高い形状回復性で「シワ・ヨレ防止」
- ③色あせに強く「美しい黒」が長く楽しめる
【ポイント①】ほこりがつきづらい&目立ちにくい
Covの黒Tシャツは、ほこりがつきづらく目立ちにくい生地を採用しています。
オーナーは、Tシャツを愛用するすべての人が満足できる一着を作るため、一切妥協なく、何度も試作を重ねて生地を選定しました。
試行錯誤の末にたどり着いたのが、Cov黒Tシャツの混紡生地です。
その生地に選ばれた繊維のひとつが「ナイロン」。
なめらかな質感が特徴のナイロンは、ここまでの解説のとおり、ほこりがつきにくい生地としては最適解の繊維といえるでしょう。
さらに、高級感のある艶は光を反射してほこりを紛れさせてくれます。
つまり、ほこりを目立たせなくもしてくれるのです。
【ポイント②】高い形状回復性で「シワ・ヨレ防止」
ナイロンの特性上、シワやヨレに強いのもCov黒Tシャツの魅力です。
また、ナイロンはとにかく頑丈な繊維。
ご家庭の洗濯機でざぶざぶ洗っていただけます。
さらに、劣化による毛羽立ちも少なく、長く着ていただける黒Tシャツといえるでしょう。
高級Tシャツにありがちな「たった数回の洗濯でヨレる」「生地が繊細過ぎて気軽に着られない」といったことはありません。
気兼ねなく、それこそ毎日でも着られる黒Tシャツです。
長く愛用できる質の良い黒Tシャツがほしいけど、お手入れの手間は最小限にしたい。
このような方に特におすすめです。
【ポイント③】色あせに強く「美しい黒」が長く楽しめる
黒Tシャツの買い替え理由で最も多いのは「変色」です。
色あせや日焼け、色落ちでお気に入りの黒Tシャツと泣く泣くお別れした経験がある方も多いのではないでしょうか。
その点、Covの黒Tシャツは色あせ等に強い生地となっています。
実際『染色堅牢級試験』で上位の評価等級を獲得。
染色堅牢級試験とは、洋服がどれだけ色落ちや色あせ(変色)、色移りに強いか、その耐久性を試験するものです。
評価は等級で表します。
1級~5級まで(試験項目によっては8級まで)あり、等級が高いほど耐久性が高い、つまり色落ちや変色に強いという意味になります。
Cov黒Tシャツの等級を見てみましょう。
試験項目 |
評価内容 |
等級 |
|---|---|---|
耐光級 |
太陽光による変色の程度 |
黒4以上 |
洗濯級 |
家庭内での洗濯を想定した際の変色の程度 |
4-5 |
汗級 |
汗による変色の程度 |
4-5 |
摩擦級 |
摩擦による変色の程度 |
4-5 |
ドライクリーニング級 |
有機溶剤を使うドライクリーニング時の変色の程度 |
4-5 |
ほこりがつかない・目立たない黒Tシャツをお探しの方は、ぜひCovをご検討ください。
もちろん、誕生日プレゼントや日頃の感謝を伝える贈り物にも、CovのTシャツは選ばれています。
サイズのご相談も大歓迎です。
なお、一部アイテムについては売り切れにより、入荷まで長らくお待たせしている状況です。
黒Tシャツについても現時点で在庫が限られているため、ご興味がある方は早めのお買い求めをおすすめします。
極上の黒Tシャツをぜひ一度ご体感ください。




